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神経解剖学教室へようこそ!

ご挨拶

当ホームページを訪問いただき、ありがとうございます。私たちの研究室は、2011年4月に発足して以来、記憶と情動の中枢である海馬の神経回路の構築から脳の作動原理を理解することを目指し、研究を続けてきました。高度な形態学的解析を得意にしており、海馬のニューロン・グリア群の基礎研究で独自の成果を挙げています。さらに近年は、うつ病や薬物依存症、統合失調症などのモデルマウスを導入し、悲願だった精神・神経疾患の集学的研究にも注力しています。研究室では現在、独自にプログラム開発を進めてきたハイスループット画像解析システムをコアにして、行動薬理学や分子生物学、化学遺伝学などの実験技術を組み合わせる複数のプロジェクトが進行中です。海馬のニューロン・グリア群にフォーカスした最先端の研究によって脳の作動原理を理解し、精神・神経疾患の病態の解明に貢献することが私たちの研究室のミッションです。

最近のニュース


【研究成果のご報告】がん関連認知機能障害に対する非幻覚性精神刺激薬の有効性を発見
当教室の有永大学院生および山田講師を中心とする研究グループは、がん関連認知機能障害(CRCI)に対して、非幻覚性精神刺激薬であるタベナンタログ(TBG)が有効であることを明らかにし、その成果を国際学術誌 International Journal of Molecular Sciences に発表しました。がん患者の中には、「物忘れが増えた」「気分が落ち込む」「集中できない」などの記憶力の低下や気分の変化を訴える方が少なくありません。これらの症状はCRCIと呼ばれ、患者の生活の質を著しく低下させる要因となっています。しかし、がん治療の現場では生命予後の改善が優先される傾向が強く、CRCIに対する理解や治療法の開発は進んでいません。本研究では、CRCIの新たな治療戦略として、セロトニン受容体に作用しながらも幻覚作用を伴わない新規化合物TBGに着目しました。肺がん細胞株を移植したマウスモデルを用いた実験により、がん移植によって不安様行動の増加、記憶障害、海馬における炎症性変化、ならびにセロトニン受容体遺伝子の発現低下が確認されました。一方、TBGを投与したマウスでは、これらの認知機能障害が改善され、セロトニン受容体遺伝子の発現も回復していました。本研究の成果は、CRCIの病態解明に向けた重要な知見を提供するものであり、非幻覚性精神刺激薬であるTBGが、がん患者の認知機能を改善する新たな治療薬候補となる可能性を示しています。
論文は以下のリンクより、どなたでも閲覧可能です。<Website><PDF Version>
メンバー更新しました。
メンバー更新しました。
助教の中村朱里先生がメンバーに加わりました。
研究生の張麗曄さん、韓依影さんがメンバーに加わりました。
中村朱里さんがNEURO2024 第47回日本神経科学大会でジュニア研究者ポスター賞を獲得しました。研究テーマ「恐怖記憶の汎化におけるペリニューロナルネットとパルブアルブミン陽性GABAニューロンの関与」
統合失調症の治療に用いられる抗精神病薬の新たな作用メカニズムを発見し、Journal of Neurochemistry誌に発表しました。
修士1年 牟田口さん、生命科学科4年 中村さんがメンバーに加わりました。
実際に受けたトラウマとは異なる状況でも恐怖を感じる仕組みを解明〜増加が懸念されるPTSDの新たな薬物療法の開発に期待〜が産経ニュースで紹介されました。産経新聞
実際に受けたトラウマとは異なる状況でも恐怖を感じる仕組みを解明〜増加が懸念されるPTSDの新たな薬物療法の開発に期待〜として九州大学広報室よりプレスリリースを行いました。九州大学研究成果
助教の越智亮介先生がメンバーに加わりました。
加齢による認知機能低下を改善するグリア細胞由来分子を発見〜認知症の新たな治療薬開発への展開に期待〜として九州大学広報室よりプレスリリースを行いました。九州大学研究成果
また、この成果は以下のメディアに掲載されました。
【九州大学】認知症の新たな治療薬開発に期待:SOMPO Japan笑顔倶楽部
加齢による認知機能低下、グリア細胞由来の治療標的候補分子を発見−九大ほか:医療NEWS
神野先生のお誕生日会をしました。
メンバーを更新しました。
当ラボの山田純先生が2021年度 日本解剖学会奨励賞を受賞しました!研究テーマ「海馬神経回路の制御基盤としての糖鎖の役割」一般社団法人日本解剖学会
HPを更新しました。
HPを更新しました。
「やる気」の回復を促す脳内分子を発見〜ポリシアル酸は海馬のセロトニンシグナル伝達を増強する〜として大学よりプレスリリースを行いました。九州大学研究成果
また、この成果は以下のメディアに掲載されました。
母乳や卵で「やる気」アップ? 脳内で働く物質を発見 朝日新聞デジタル
やる気の向上 母乳や卵、新薬のカギに? 2月6日付 朝日新聞夕刊
脳内のポリシアル酸 やる気回復を促進 1月31日付 科学新聞
HPを更新しました。
研究業績を更新しました。抗うつ薬の作用機転に関する論文が Journal of Neuroscience誌にアクセプトされました。
HPをリニューアルしました。
リストランテKubotsuで食事会をしました。
生命科オープンキャンパスで高校生が研究室訪問に来ました。
川崎医科大学からの実習生森山君が川崎医科大学学術集会で優秀賞を受賞し、指導教員 (神野・山田・藤川) に特別賞が贈られました。
神野先生の誕生日会・卒業生の波多部君お帰りなさい会をしました。
日本神経科学大会 (新潟) でポスター発表しました (神野・山田・大篭・藤川)。
3年次研究室配属で医学科2名、生命科学科2名の学生が配属されました。
ブレインサイエンス研究会 (熊本) で口頭発表しました (神野・山田・藤川)。
不二蛋白質研究報告会 (東京) に参加しました (神野・大篭)。
日本解剖学会 (新潟) でポスター発表しました (神野・山田・大篭・藤川)。
肉眼解剖・神経解剖実習と試験が終了しました。